社会人の必修アニメ「SHIROBAKO」のここが好き!3選!!

こんにちは、ふみ丸です。

オタク歴15年、2000時間以上アニメ見てきましたが、今回の「SHIROBAKO」はその中でもトップクラスに好きな作品です!

一言でいえば、高校時代にいつか一緒にアニメを作ることを誓いあった5人の女の子たちが、アニメ業界の様々な場所で必死に働く姿を描いた作品がこの「SHIROBAKO」、まさにアニメを作るアニメ!

社会人たちが活躍する話なので、実際中高生より社会人が好きなアニメの中で上位に来るイメージが強いですね。(とかいいつつ私の高校生の妹もハマってましたが笑)

社会人になって日々目の前の業務に追われているうちに「あれ、自分って何がしたかったんだっけ…?」と思うこと、ありますよね。だからこそ「SHIROBAKO」のキャラたちが夢追って入った業界の中で同じような悩みを抱えながらも「やっぱりアニメが好きだから、アニメを作り続けるんだ!」と希望持って働く姿にじーんとくるんでしょうね。

今回はそんな「SHIROBAKO」のここが好き!というシーンをまとめてみました!

✔ 今と昔で、時代は違うけど、それが色んな形で受け継がれて今の業界があるってところ
✔ 色んなすれ違いはあるけれど、アニメを好きだという気持ちで歩み寄れるところ
✔ 頑張って頑張って、やっと少しだけ、夢に近づくところ

今と昔で時代は違うけど、色んな人の思いが受け継がれて今の業界があるってところ

時代が進んで、技術も進歩して、アニメは作りやすくなったし周辺の環境も色々変わったかもしれないけど、先人たちの思いや技術は色んな形になって脈々と続いてるんだな…そう思えて非常にエモい気持ちになったのが19話「釣れますか?」で宮森あおいと丸川社長が武蔵野動画を訪れるシーンです。

今は独立したりして色々なところに散らばったかつての丸川社長の仲間たちが一緒に働いていた頃の回想が入るシーンですね。

そこには今武蔵野アニメーションにいる、動物の動きがうまい杉江さんや、独特で味のある背景を描く大倉さんたちが若かりし頃の丸川社長と働いている姿が描かれています。

現在の宮森たちをささえる実力のある人達が、さらにその上司たちに色々文句言われながら良い作品を作ってきた。それが時代が変わって今度は彼らが、次の世代を中心とした作品作りの手助けをしている。

そんな風に「色々なものが受け継がれてきて、今がある」というアニメ業界(にとどまらずですが)の奥行きのようなものを感じられるこのシーンが大好きです!

最終回の宮森のスピーチもそんな意味合いがこもったものなのかなと思っていて、19話のシーンとセットで好きなシーンになってます。

色んなすれ違いはあるけれど、アニメを好きだという気持ちで歩み寄れるところ

ムサニの厄介制作である高梨太郎のせいで、作画監督の遠藤さんと3D監督の下柳さんが仲違いするシーン。手書きでも3Dでも、それぞれ自分の作るものに誇りを持っているからこそ、(主に太郎のせいで)反発してしまう。

一時は遠藤さんが作画監督を降りると言い出して、ただでさえ余裕のない現場が大混乱になります。そんな時に開催されていた「イデポン展」で遠藤さんと下柳さん、そして宮森、太郎がたまたま出くわして、仲直りしていくシーンがもう大好きなんですよね!!

気まずい遠藤さんと下柳さんが、仕方なく一緒にイデポン展を回る中で、お互いめっっっっちゃイデポンが好きなことを知る。昔憧れたあんなシーンこんなシーンを回想して、「自分もこんなアニメが作りたい!」という思いでこの業界に入ったことを思い出した。そんな作品作りのために大事なのは手書きとか3Dとかにこだわるのではなく、お互いが歩み寄って良い部分を出し合って最高の作品を作ることだと素直な気持ちになれた。

結局は「アニメが好き」という気持ちで、反発しあっていた二人が仲直りしていく姿が個人的に激アツでした!

あとオマケ程度の話ですが、SHIROBAKO内ででてくるこの「イデポン」という作品にはモデルがあって、「伝説巨神イデオン」という昔人気だったロボアニメだそうです。

「イデポン展」で遠藤さんと下柳さんがイデポンの好きなシーンを語り合う時に、急に古めかしいタッチの作画でそのシーンを再現する場面があります。実はそれが実際に「伝説巨神イデオン」であった名シーンのパロディになっているのです。

僕もYouTubeでSHIROBAKOのパロディーシーンと実際のシーンの比較動画を見たのですが、そっくりでした笑

これってメタ視点でいうと、SHIROBAKOの制作スタッフの思いが、遠藤さんや下柳さんというキャラクターを通して溢れ出てきてますよね。きっとイデオンがきっかけで業界を目指したスタッフがいたのでしょう。そんな制作側の熱い思いも伝わってくるこのシーンが本当に良い!です!!

このイデオンの劇場版タイトルが、「伝説巨神イデオン 発動篇」というのですが、SHIROBAKOのこのシーンのタイトルは6話「イデポン宮森 発動篇」という徹底ぶりも好きです笑

頑張って頑張って、やっと少しだけ、夢に近づくところ

これはもうSHIROBAKO屈指の名シーンなので、ここまで読んでくださった皆さんも大好きだと思いますが、23話「続・ちゃぶだい返し」の最後、声優志望のずかちゃんが声を当てるシーンですね!

これはもうこのシーンへの持っていきかた全部含めてここまで良いシーンに仕上がっています。

宮森たち高校時代の仲間5人のうち、ずかちゃん以外4人が関わっている「第三飛行少女隊」というアニメ。もちろんずかちゃんもオーディションを受けたものの落選、若くて活躍中の声優をテレビでみながら腐るずかちゃん。

制作自体は順調だったはずが、OKだと思って進めていたシナリオがまさかの途中NGで現場は混乱。そこで監督が原作者になんとか会って直談判、新たなシナリオとキャラが登場。そこでまさかの落選したずかちゃんに白羽の矢が立ち、アフレコすることに。

そして当てられたキャラのセリフが「いま、わたし・・少しだけ夢に近づきました!」」

こんなの泣くに決まってる!!このシーンを放送したときの監督ふくめ制作陣のドヤ顔が目に浮かぶ笑

完全にこのシーンを山場にするため、このシーンを最高に盛り上げるために整えてきてますよね。だからこそこれだけ胸を打つシーンになってるのだと思いますが。

がんばって夢を追っているずかちゃんが、一気に大ブレイク…とかではなくセリフ同様「少しだけ夢に近づいた」という控えめさもいいですよね。夢追ってる人って応援したくなるじゃないですか。そんなずかちゃんが声優という夢へと一歩近づいた、というシーンはそりゃ胸を打ちますよね。

そしてそんなずかちゃんが夢に近づいた姿をみて泣いている宮森の姿にも胸を打たれますよね。視聴者の代弁、というか代わりに作品内で泣いてくれている存在、みたいな。ここで視聴者の気持ちに寄り添うように涙する宮森の存在って、このシーンを泣けるシーンに仕上げるのに非常に大事な役割を担ってると思います。

それとこれもちょっとメタ寄りの視点ですが、面白いシーンの要素として「予期せぬ希望/絶望」という見せ方があると思っています。順調だったのに急に自体が悪くなる、または絶望だった状況がなにかのきっかけで一気に好転する、というシーンって惹かれますよね。今回のずかちゃんも、キャスティングに漏れてしまったという残念な状況が、新キャラ登場という視聴者の予期せぬ希望的展開で一気に気持ちが盛り上がる、という見せ方で成功したのかなーなんて思いました。

以上、SHIROBAKOのここが好き!3選でした!!この記事書きながら色んなシーン思い出して目潤んだりしてましたが、そのくらい何度みても良い泣ける作品ですよね!また見たくなった方はもう一周してみましょう!

それではまた!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です