こんにちは、ふみ丸です!
今回は、熱血アニメで有名な「天元突破グレンラガン」についてです!
このアニメは僕の人生の中で辛い時何度も助けてくれた、色んな意味で大事な作品になっています。実際、このアニメのセリフは様々な所で引用されるように、名シーン/名セリフが非常に多いですよね!
特に「お前の信じる、お前を信じろ」や「俺を誰だと思ってやがる!!」という自己肯定感を爆上げさせるセリフは、挫けそうなときの支えになってくれますよね。
余談ですが、僕は高校受験の第一志望を受ける際にもこのセリフが大きな支えになってくれました。僕は得意教科の数学で点数を稼がなきゃ行けなかったのですが、その年の数学は例年に比べ異常に難易度が高く、数学が終わった時点で完全に落ちたと思ってあきらめそうになっていました。
そんな時に「お前の信じる、お前を信じろ」、「俺を誰だと思ってやがる!!」というセリフが空色デイズのBGMとともに頭に流れてきて、ここで諦めるわけにはいかない!!と奮起し、残りの教科も全力を尽くした結果、何とか合格することができました。
そんなわけで個人的に非常に思い入れが強く、実際人生を支え続けてくれた「天元突破グレンラガン」のここが好き!というシーンを3つまとめてみました!!
✔ 「お前は、俺には出来ないことをやろうとした。それでいいじゃないか。」
✔ 「あばよダチ公」「いくぜダチ公」
✔ 「「墓穴掘っても掘り抜けて 突き抜けたなら、俺の勝ち!」」
「お前は、俺には出来ないことをやろうとした。それでいいじゃないか。」
ここ、個人的にめちゃめちゃ好きなんですが、結構影の薄いシーンで…覚えてる方いらっしゃいますかね?第23話「行くぞ 最後の戦いだ」の中盤、ロシウが自殺しようとするのをシモンたちが止めるシーンです。
もう少し背景を説明すると、アニメ前半で地球を支配していたロージェノムを倒した後、人間たちは建国を進め束の間を平和を謳歌していた。そこに急に現れた新たな敵アンチスパイラルの攻撃を受け、シモンは反撃を開始。見事敵を倒したものの街に甚大な被害をもたらした。
暴動を起こした国民を抑えるため、総司令補佐官となったロシウが、シモンに責任を取らせる形で処刑判決を下す。同時にロシウは、人類を救うために地球を捨て、一部の人間だけ連れて宇宙に逃げる作戦を決行する。
多くの人間を見捨てて地球を出たにも関わらず、宇宙にも敵は無数存在して結局作戦は失敗。しかも混乱に乗じて監獄を脱出したシモンにこのピンチを救われ、一旦事態は収束する。
シモンに処刑判決を出し、多くの命を見捨ててまで成そうとしたことが失敗に終わり、責任を感じたロシウは死を決意して故郷の村にやってくる。そしてまさに自殺しようとした瞬間、空間転移してきたシモンに殴られる、というシーンになっています。
そんな時、シモンがロシウにかけた言葉がこちらです。
人はみんな間違いを犯す。あたりまえだ。
でもな、間違ったら誰かにぶん殴られりゃいいんだ。自分で自分を罰する必要なんかないんだ。
その時は、やり直せない間違いだと思うかもしれないそれでも、あがいてあがいてじたばたすればすこし前に進んでる。
おまえは、おれには出来ないことをやろうとした。それでいいじゃないか。
これはまさに、かつて自分の失敗で偉大な兄貴、カミナを殺してしまった過去から立ち直ったシモンだからこそ言えるセリフですよね。まさに激アツ!
特に「やり直せない間違いでも、じたばたすれば少し前に進む」と「おまえはおれに出来ないことをやろうとして。それでいいじゃないか」という全てを包み込むような漢のセリフ!!こんな包容力のある人間になりたいなを思いますね。
かつてカミナからもらった叱咤激励を、次の世代に引き継いでいく。そんな「受け継がれていく信条」のような展開の仕方も、このシーンを感動的にしている一つだと思います。
「あばよダチ公」「いくぜダチ公」
あばよダチ公、と聞けばグレンラガンファンならこの絵しか浮かばないでしょう!
言わずとしれた名シーン。ここからグレンラガンは本格的な神アニメになっていきます。
もちろんこのシーンも大好きなのですが、個人的にはこのシーンの対になる「いくぜダチ公」のシーンがもうめちゃくちゃ好きです。
ここも若干影が薄いシーンなので改めて背景を説明します。アンチスパイラルを倒すために宇宙を旅する中、突如宇宙船に乗り込んできたアンチスパイラルによって、大グレン団のメンバーが多元宇宙迷宮という、自分の思い描く理想世界のようなものに意識を閉じ込められてしまう。
その中でシモンはかつての幼い姿になり、隣にはカミナもいる。昔のように一緒に悪事を働いたりしてそれなりに満足した生活を送っているが何かが違う…そんな時カミナが警官に土下座する情けない姿を見て、何かが足りない…と思った瞬間に、憧れていたあのカミナが後ろから「どうした、シモン 無くしたのか?ドリル」と声をかける。
このアニメを見ていたらわかりますが、ドリルはいうなれば熱い魂であったり、前に進もうとする心の象徴なわけです。そんなドリルを「無くしたのか?」という質問は、単純にグレンラガンを操縦するためのコアドリルを無くしたとかそういうレベルの質問でなく、お前の魂はどこ行った?という核に迫る質問なわけです。そう考えると激アツですよね。
そうやってドリルを取り戻したシモンは現在の大人の姿を取り戻し、気がついたらカミナの伸長を越していた。その「かつての背中に追いつき、追い越していく」的な演出も粋ですよね。
そして戦いに戻ろうとするシモンが一言
「いくぜダチ公」
と言うわけです。
これはかつてカミナが最後に言った「あばよダチ公」と対になる、またはそのセリフを乗り越えていくものであり、最終決戦に向けて見ている方も熱い気持ちになれるシーンになっています。とても良い!
「「墓穴掘っても掘り抜けて 突き抜けたなら、俺の勝ち!」」
言わずとしてた名シーンですよね。恐らくグレンラガンの中で1,2位を争う盛り上がり場面だと思います。みんな大好き僕も大好き、最高の激アツシーンです!
自分に迷いがあったがゆえにカミナを失った。自分はカミナについてきただけで、自分自身になんの力もない(と思っている)。そんな絶望の淵にいたシモンが、ニアとの出会いを通じて自分自身を見出し、「オレはオレだ!穴掘りシモンだぁぁぁぁ!!!」と叫ぶシーン熱さよ!!
もはや語ることはないレベルの完成度。ここを最高に盛り上げるために、前数話かけてずっと落ち込んだシモンを描き続け、最高のBGMとともに華麗な復活を遂げるという。
アニキは死んだ! もういない!
だけど、俺の背中に、この胸に、ひとつになって生き続ける!
穴を掘るなら天を突く!
墓穴掘っても掘り抜けて、突き抜けたなら俺の勝ち!
ちょっと余談ですが、この「墓穴掘っても掘り抜けて、突き抜けたなら俺の勝ち!」というセリフ、現代を生きる処方箋になるんじゃないかと思っています。
かつてはみんな同じ価値観、同じようなことができる能力が求められていました。しかし最近は、個性だとか強みみたいなのが強調されていますよね。そんな世の中では「〇〇といったらこの人」というイメージがある人のほうが強いと言われています。例えば、動物といえばムツゴロウさん、とか(ちょっと古いですかね笑)
日常でもそうじゃないですか?学校や職場で、PCいじるのが好きというイメージがある人がいたら、PCで困ったことがあればその人に頼りますよね?そんな風に何か特徴に突き抜けている人が強いわけです。
あれ…突き抜けてる人が強い…?突き抜けるといえば、俺の勝ち!ですよね!!(無理やり笑)
そう、この時代何かに突き抜けていればそれだけで価値となって、仕事だったり面白い話が舞い込んで来たりするわけです。それが例えマイナーなジャンルであっても、そのジャンルで第一人者になれば、そのジャンルで何か依頼があれば全部その人に話が舞い込むわけです。まさに「突き抜けたなら、俺の勝ち!!」というわけです。
そんな感じに、突き抜けた漢になっていきたいものです。
今回はここまで、読んでいただきありがとうございました!!!